たった7つのポイントで「読ませるブログ」が書ける方法
あなたは文章を書くの際に気をつけていることはありますか?
文章を読んでいると「結局なにを伝えたかったの?」と思ってしまうブログやメールなどありますよね。同時に、読み手より難しいのは書き手の方です。
「これを書きたい!」と思って書き始めるのですが、途中で「え?なにを伝えたかったんだっけ?」となってしまったり、勢いのまま書き上げてもアクセス数や読者からの反応が想像以上にないときもあります。
そこで、たった7つのことを意識して文章を書くだけで「読まれる文章」を書けるという魔法のようなテクニックを教えてくれるのが、作家でジャーナリストの日垣隆氏です。
それでは、さっそく本編に入っていきましょう!
【元ネタ本】
読まれる文章とは?
「どう書くか」よりも「どう読まれるか」が重要?
メールや企画書、ブログにラブレターなどすべてに共通していることは、書き手と読み手がいることですよね。
そこで、書き手は「うーん・・・?」とPCや机の前で「どう書くか」を最初に考えていると思います。しかし、著者はこのように語っています。
【本書抜粋】
本来最優先して考えなければならないことは、「どう書くか」より、文章が「どう読まれるか」ということのほうです。(P10)
つまり、私たちは「文章を書く」際に、もっとも重要視しなければならない「読み手の存在」を書き始める段階で、すでに無視してしまいがちなのです。
ーーSEOを意識するあまり読者を無視してしまう
僕もよくやってしまいがちなのですが、文量ばかり多くて中身がない文章や読みにくい文章を書いていることに、あとから気づきます。
SEOを意識するあまり「大見出し」「中見出し」「小見出し」を順序よく使ったり、内部リンクを付けるためにあえて文章を誘導したりしてしまいます。すると、やたら長いが、内容のない記事の完成です。
文量があればSEO対策にはなるかもしれませんが、読み手の気持ちにはなっていないですよね。
では、なぜ文量ばかり多くなって内容が薄い文章になってしまうのでしょうか?
ー文章とは犬小屋を建てるようなもの
それは、完成品の構造を意識していないことに問題がありました。
大工さんや料理でも「完成品」をイメージして創作しますよね。読まれる文章というのもまったく同じだと著者は語ります。
最初に「どう書くか」よりも完成品をイメージしながら、「どう読まれるか」を意識することが文章を書くうえでは重要なポイントの1つとなります。
「読ませる」ための7つのポイント
読ませる文章には7つのポイントがある?
面白い文章と説得力のある文章構成はまったく別物です。
有名ブログや週間はてなランキングで多数ブックマークされているブログは「面白い文章」か「説得力」のある文章のどちらかになっていることに気づきました。
面白い文章を書くには「本来無関係な2つのことを結びつける力が文章力であり、面白い文章の実態である」と著者は語ります。今回は「説得力のある文章」にフォーカスしますので、面白い文章を書きたいかたは本書を読んでみてくださいね!
ー説得力ある文章を書く7つのポイント
【1】自分の体験や見聞をあげてみる
例えば、書きたいテーマに対する実体験やこのように見たり聞いたりしたと「私的なことを書く」ことで説得力が増します。
「自分が小学生の時はこうだった」とか「実際に店員さんに聞いたら〜」とかおすすめですね!
【2】現在起きている例を3つあげてみる
これはニュースになっている時事ネタや根拠などを「3つ程度あげる」ことで客観性を持たせることができます。
例えば、「ホリエモンはこのようにコメントしている」とか「日経新聞によると」など外部リンクなど付けたらSEO対策にもなって一石二鳥です。
【3・4】横軸としての比較と縦軸としての歴史検証
戦前はどうだったかや、去年の暑さと今年の暑さ、W杯前回大会の成績と今年の成績など歴史的に遡ることで文章に「縦軸と横軸をプラス」させることで、説得力があがります。
昨日もおとといも10回怒っている人と、過去10年間一度も怒らなかった人が怒ったとでは意味合いが違いますよね。
このように文章に幅を与えてくれます。
【5】反論を想定する
自問自答と同じことです。
なるべく意地悪な、あるいは本質的な反論を用意できるかどうかです。要するに、自分の中に他者をどれだけ想定できるか、ということになります。
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【6】論点を整理する
僕もブログを書く際に気をつけていますが、ブログタイトルと論点がズレないようにすることです。
あれもこれもとプラスしていくと、文量ばかり多くなり記事タイトルと論点がズレてしまいます。1つのテーマを深掘りすることが重要ですね!
【7】できたら専門家の意見も取り入れてみる
作家やジャーナリストの書き方などの意見を取り入れることが重要だと著者は語ります。
確かに、素人文章とプロの作家ではレベルが違いますよね。それなら素直に取り入れてみることも必要かもしれません。
これだけは気をつけたい基本の基
文章を書く際にも基本がある?
スポーツでも仕事でも基本はありますよね。そこから、徐々に自分の持ち味が出てくるものです。最初から「個性が大事だ!」といって書く文章は、ただの自分よがりの文章になってしまいがちです。
そこで、文章を書く基本の基を見てみます。
ーー気をつけたい7つの基本
【1】接続詞の多用に注意
「そして」「また」「しかし」などの接続詞は、箇条書きの文章をツギハギにするときに使ってしまいます。
接続詞はできるだけ多用せずに減らしていく必要があると著者は語っています。
【2】「です」「ます」がおすすめ
「です」「ます」調で書くことによって、確実に文章のレベルアップを図れると著者は語ります。
【3】句読点は呼吸のリズム
句読点のポイントって難しいですよね。
その時は、自分が書いた文章を音読して確かめるのも有効な手段の1つです。読まれる文章は自然なリズムが重要となります。
【4】誤字が生まれる法則
誤字脱字のミスはプロの作家でも必ずあると言います。言い回しなどの誤字は読み手が理解してくれますが、絶対にやってはいけない誤字があります。
それは、著作タイトルを間違えたり、商品名を間違えたり、名前を間違えたりする誤字です。
たとえば「平山あやの大ファン」という記事なのに「平原あや」とかのミス。特に商品紹介して、アフィリエイトしているかたは「商品名」を間違えないように気をつけたいところですね。
【5】引用は一字一句正確に
文章引用するときはカギカッコの形まで替えないほうが良いと著者は語ります。一字一句正確に引用を行うことが重要です。
【6】用語・表記の統一
「ちなみに」や「すでに」などは「因みに」「既に」ではなく、ひらがなに開いてしまうと良いです。「行う」「行なう」も記事内で統一させることがポイントです。
【7】漢字を使いすぎない
「行く」「話す」「美しい」「嬉しい」などの形容詞や動詞については漢字にしたほうがいいですが、「時」を「とき」にしたり「頃」を「ころ」などは、ひらがながおすすめです。
漢字が多いと読みにくくなると著者は語ります。
まとめ
・「どう書くか」より「どう読まれるか」
・読まれる文章には7つのポイントを抑える。
・書くことにも7つの基本の基がある。
いかがだったでしょうか?
僕も本書を読んで反省することが多かったです。ブログを書くことは簡単なことでないと身を持って体感しています。頑張って書いた文章をより多くの人に読んでもらいたいと思うのはブロガーの願いです。
ぜひ、本記事をご参考にしていただき、より詳しい内容を知りたいときは本書をお手に取ってみてくださいね!