あのとりブログ

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何を話していいかわからない。初対面でもうちとける3つの雑談ルール

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内気な人の話はなぜつまらないのか?

 

その理由は実にシンプルでした。

 

「どうせ、私の話なんてつまらないよね」と思っているからです。営業の仕事や、会社内のコミュニュケーションで「何を話していいかわからない」と悩む人は多いです。

 

そこで、テキサス大学のステラ・ガルシア博士はある実験をしました。

 

 男女をペアにして話し合いをさせるという実験です。その結果、内気な人ほど、「自分の話はつまらなく感じたはずだ」という思い込みを持っていることが判明しました。実際には、相手はそんな風には感じていないのにも関わらずです。

 

私たちは「自分で自分の首を絞める暗示をかけ、それが表情や声に自然と漏れ出てしまう」そう語るのが、心理学者で立成大学の講師でもある内藤誼人氏です。

 

 雑談にも方法論があります。その中でもアウトプットしやすい「3つのルール」を記事にまとめてみました。それでは、さっそく内容に入っていきましょう!

 

【元ネタ本】 

雑談の達人 〜初対面でも100%うちとける会話の心得〜

雑談の達人 〜初対面でも100%うちとける会話の心得〜

 

 

 

 何を話していいかわからない。

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「何を話していいかわからない」そんなときありますよね?

 

この結論から言いますと、「話す必要はない」です。

 

 まず、話し上手な人というのは聞き上手な人です。少し思い出してみてください。校長先生の話を・・・。あれが辛いのは、長時間に渡り一方的に話を聞かされているからです。

 

「先生!〇〇さんが倒れました」と貧血を起こすぐらい長話にも関わらず、校長先生は一切気にせず話し続けています。現代ビジネスの記事によりますと、聞き手の集中力はたった70秒しか持たないとされています。

 

つまり、「何を話そうか」と考えている時点で間違っているのですね!

 

 なぜなら、自分が話すことを中心に考えているからです。話し上手の人は「相手がどう会話の主役になって喋ってくれるか」この質問を考えているのです。

 

 そこで、雑談には重要な心構えがあると著者は語ります。これを忘れたら、あらゆる雑談が失敗してしまう、というくらいの非常に重要な心構えが「雑談ルールの1つ目」となります!

 

【過去記事】

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ーー上っ面でも「ニコニコ」せよ!

 

雑談には重要な心構えがあると話しました。それが1つ目のルールとなります。

 

それは「自分自身が、いつでもハッピーで、ポジティブな気分でいること」です。

 

 私たちの気分というのは、目の前の人間の気分によって影響を受けます。こちらがニコニコしていれば、相手も気分が盛り上がってくるのです。これを心理学で「ムードの感染効果」と呼びます。

 

スウェーデン中東部にあるウプサラ大学のウルフ・サンバーグ博士によれば、わずか30秒でも、ムードの感染が起きてしまうと発表しています。

 

 サンバーグの実験によりますと、片方が笑顔を見せていると、その顔を見た相手も30秒ほどで笑顔になり、怒った顔をしていると、相手も眉間をしかめ始めるそうです。

 

 つまり、雑談とは「上手な質問」をしたあとに、ニコニコ話を聞いているだけでOKということです!「表情」「しぐさ」「声の調子」を含めた「総合技術」が雑談だと著者は語ります。

 

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 眉をあげるしぐさだけで好感度アップ?

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人と話すときは眉をあげると良い?

 

眉をあげるしぐさは、「私は、あなたのことが大好きなんです」というサインになると著者は語っています。

 

 私たちは、自分が受け入れられているとか、好かれていると思えば、悪い気はしませんよね。だから、意識的に「私は、あなたが大好き」というサインを見せると相手も好意を返してくれるのですね!

 

この「眉」仮説は、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの研究結果です。

 

 ダーウィンって動物のイメージが強いですが、人間に関することも研究していたのですね。この仮説が記載されているダーウィンの著書は「人及び動物の表情について (岩波文庫)」となります。

 

  そこに「眉をあげるのは、賛美のサイン」と書かれています。また、FBI捜査官のジョー・ナヴァロも、「快適なとき、人の眉はあがる」と述べています。

 

 つまり、雑談をするときは意識的にニコニコして話を聞きます。時折「えぇ!」「うそー!」「すごーい!」などリアクションを取るときに「眉をクイ」ってあげます。これだけで、相手はどんどん話に勢いがついて会話が自然と弾むという理屈です。

 

これが「雑談ルール」その2となります。

 

【関連記事】

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ーー大袈裟な身振りが人気者の秘密

 

少しおまけに「眉クイ」テクニックとプラスして、大袈裟な身振りもプラスすると、なお好感度が上がる著者は語ります。

 

ドイツにあるヨハネス・グーテンベルク大学のミーシャ・バック博士はお互いに面識のない大学生を集めて、1人ずつみんなの前で自己紹介をさせました。

 

すべての人の自己紹介が終わったところで、「あなたは、だれと知り合いになりたいか?」という名前を書かせ、それを人気度の指標としました。

 

 バックはまた、自己紹介の場面をこっそりとビデオ撮影しておいたのですが、他の学生から人気が集まった学生に共通点があったのです。それが、魅力的な表情を見せて、かなり大袈裟な身振りを加えて話すという特徴です。

 

このデータを活かすなら、自分が話をするときは身振り手振りをして話をすると良いということですね!

 

大袈裟な身振りを加えると、話に臨場感が出てくると著者は語ります。

 

【過去記事】

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 雑談には質問力がポイント

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「質問しろ」と言われても、どんな質問?

 

この答えは「イエス・ノー」で答えられない質問となります。

 

 会話が続かないと悩む人は、話が下手なのではなく「質問が下手」なのです。具体的にどう下手なのかを本書抜粋で見てみます。

 

【本書抜粋】

イエスかノーで答えらる質問だと、一瞬で会話が終わってしまうことが多いからである。

 

「〇〇さんは、お酒が好きですか?」

「好きですよ」

「ビールはどうですか?」

「好きですね」

 

これで終わってしまう可能性が高い。だから、質問を投げかけるときには、なるべくイエスかノーで答えられないほうがいいのである。(P134)

 

それではどのような質問の仕方がいいのかと言いますと「探索的な質問」です。

 

これは、ヴァージニア州退役軍人管理病院のフレッド・ヴォンドラチェクが、インタビューをするときには、なるべく「探索的」なやり方から著者は学んだそうです。

 

 ヴァンドラチェクによりますと、「探索的」なやり方で質問すると、相手は平均して625秒しゃべってくれたのに、「イエス・ノー式」で質問すると、平均して424秒しか喋ってくれなかったという結果を報告しています。

 

【関連記事】

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ーー「探索的な質問」のやり方

 

それでは探索的な質問の方法はどういった質問でしょうか。

 

それは、「〇〇さんは、モテそうだなぁ。その秘訣はなんですか?」というような質問となります。

 

「あなたにとって愛とはなんですか?」「あなたにとって人生とは?」などの質問は答えにくいですから避けますが、それでもやや答えにくいぐらいの質問のほうが良いと著者は語ります。

 

【例文】

「料理を作るのは好きですか?」

 

「好きですね」

 

「そうなんですね!僕も料理を作りたいと思っていたのですが、どういったきっかけで料理を始めたのですか?」

 

この例文は僕が考えました!

 

こう見えても僕は営業マンですので、相手に話をさせるのは得意ですw

 

(・ω<) てへぺろ

 

 このように「探索的」に質問すると会話は続きます。そこで、自分と共通ワードが出たら「リアクション」です。「僕も〇〇好きなんです!良いですよね」となるのですね!

 

これが「雑談ルール」の3つ目になります。

 

「何を話していいかわからない」はこの3つのルールに従えば、あなたも雑談の達人になっていますよ!

 

お試しあれ♪

 

 まとめ 

雑談の達人 〜初対面でも100%うちとける会話の心得〜

雑談の達人 〜初対面でも100%うちとける会話の心得〜

 

 

・【其の一】ニコニコして話を聞く。

 

・【其の二】眉毛をあげて好感度アップ。

 

・【其の三】探索的な質問で相手を会話の主役に。

 

いかがだったでしょうか?

 

「何を話していいわからない」は誰にでもある悩みだと思います。しかし、無理して話をする必要もありません。自分が話そうとするから苦しくなるのですね。

 

より詳しい内容は本書をお手に取ってみてくださいね!