たったこれだけ?いますぐにできる「記憶力」をあげる方法
記憶力を高める簡単な方法をご存知ですか?
ズバリ結論から言いますと「呼吸」です。
脳の働きは、20歳をピークに下降線をたどると言われています。僕も、30歳の時に独学で宅建を取得したのですが、普通の勉強法ではまず無理だと確信しました。
なぜなら、法律の用語や文面はイメージがしにくいからです。
そこで、僕が取った戦略は「最小努力で合格」を目標としました。
僕は読書が好きなので、サイエンス系の本を読み漁り「記憶力を向上させる術」や「最適な勉強時間」「運動と記憶力の関係」「呼吸法」「イメージについて」など科学的根拠を取り入れながら、仕事と試験勉強を両立させ、見事合格しました!
ありがとうございます ( ✌︎'ω')✌︎
この実体験を根拠としながら、記憶力を鍛える「呼吸法」について面白い本があります。著者は、明治大学文学部教授の斎藤孝氏です。この著作は「呼吸と記憶の関係」をわかりやすく説明してくれていますね。
そこで、本書を元ネタに「記憶力向上」の呼吸にフォーカスして紹介します。それでは、さっそく本編に入りましょう!
【元ネタ本】
記憶と呼吸の関係性
記憶と呼吸の関係性をご存知ですか?
まず、記憶力を向上させたいとお考えの方に「知らないと損する情報」がズバリこの関係性です。
呼吸など、放っておいてもからだが勝手にやるものだ、とお思いでしょう。これが、そもそも間違っています!
普段する呼吸は、口先で「スー」「ハー」と息をするだけの弱い呼吸です。これでは、脳に十分な酸素が行き渡らないと著者は語ります。
脳の酸素消費量は全身のなんと約20〜25%も消費しているのです。
過去記事でも書きましたが「脳」という臓器はとても傲慢な臓器です。エネルギーや酸素はたくさん使うくせに、なんでもラクしたがる怠け者の臓器。
それが「脳」です。
つまり、この傲慢な臓器を「どう自分でコントロールするか?」この理性と知性を兼ね備えた動物はヒトだからこそできます。
ポイントは、脳の栄養源となる「ブドウ糖」を摂取しながら、しっかりと「酸素」を脳に送り込むという基本知識を知っておくことが重要です。
この知識を抑えておくことは、記憶力向上には必要だと思います。
【過去記事】
ーー呼吸が変われば脳が変わる
すぐイライラする人が周囲にいませんか?
その方をぜひ意識して観察してみてください。呼吸が「浅く早い」ことに気付くことができます。自分の感情をコントロールできない人やネガティブな思考の持ち主は、呼吸が浅いと著者は語ります。
反対に「余裕があって周囲に好かれる人」の呼吸を観察してみてください。定期的に深呼吸をしたり、よく笑っていることに気付くと思います。
これは大変重要なポイントで、浅い呼吸の仕方は人生においても大きく損をしてしまいます。
「呼吸」を変えるだけでこのようなメリットがあることが分かっていますので、本書抜粋して箇条書きに書き出してみました。
【本書抜粋】
・あたふたしなくなる
・ポジティブ脳になる
・人間力が高まる
・集中力が高まる
・どれだけやっても疲れない
・新しいことにチャレンジしたくなる
・見た目が若返る
・誤嚥性肺炎を予防する
第二章「呼吸が変われば脳が変わる」から
このひとつひとつを紹介することはできませんが、ただ呼吸を変えるだけこのメリットがあります。嘘か本当かは試した人にしかわからないでしょう。
ちなみに、僕は呼吸の重要性はかなり意識して生きているひとりです。一流アスリートや、一流経営者なども確実に意識しています。
武道も呼吸を意識してますよね。
記憶をあげる呼吸法のやり方
その呼吸法を知りたいですか?
残念ながら、すべてのノウハウを本記事で紹介することはしません。
ただ、ひとつだけご紹介をします!
その呼吸法は「短く吸って、ゆっくり長く吐く」という呼吸法です。
簡単です。今やってみましょう!
準備は良いですか?
まず、身体の中心は「へそ」から指3本分下にある「丹田」という場所です。そこに意識を向けてください。意識を置いたら、3秒かけてその丹田に空気を入れるイメージで鼻から吸います。
1・2・3。
はい!OKです。なかなか上手ですね!良い感じです♪
次にその息を2秒間グッとお腹の中にためます。
1・2。
完璧ですね!
そして、15秒かけてゆっくり細くながーく息を吐き切ってください。
はい!これで終わりです。お疲れ様でした!
「3・2・15」これが一連の流れでワンセットです。これを6回繰り返すだけで、記憶力が劇的に変わります!
呼吸は記憶力にそれだけ影響しています。
「たかが呼吸」そんな甘く考えていると、記憶力の向上は無理ですよ。
【関連記事】
ーー人間はすぐ忘れる生き物
過去記事でもお伝えしましたが、人間の記憶は想像以上に早く消えていきます。
記憶に関する研究で有名な「エビングハウスの忘却曲線」というグラフがあるのですが、そのグラフから読み取れるのは「覚えた直後から人は忘れていく」ことです。
たった20分後には、覚えたことの42%も忘れ、1時間後には56%。1日後には74%忘れるのです。人間の記憶とはそんなものです。
長期的な記憶になるのは、イメージと感情が伴った出来事です。
たとえば、嫌いな人の顔とか、他人から言われた嫌味。恋人に振られた時や旅行先で食べた美味しいラーメンの記憶などは覚えています。ですが、方程式や英単語。民法の条文や歴史の年号などは覚えにくいのです。
むしろ、すぐ忘れます。
その理由は、その単語や方程式が「イメージ」や「感情」を伴わないからです。だから、語呂にしてイメージ化すると覚えやすくなるのですね。
試験勉強などは、とにかく反復して覚えるしかありません。その際に、浅い呼吸だとより記憶として定着しません。ぜひ、休憩時にチョコを食べながら、呼吸法を試してみてくださいね。
より詳しい情報は、本書を一読してみてください。読書はどんな投資よりも費用対効果が高いのでおすすめです!
まとめ
・記憶力と呼吸は深い関係がある
・呼吸は「3・2・15」と覚えておく
・人間はすぐに忘れる生き物だと知っておく
いかがだったでしょうか?
あなた様も緊張した時に深呼吸や、嫌な出来事のあとはため息などしていると思います。それは無意識化で、コントロールしている証拠です。呼吸は重要となります!