あのとりブログ

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雑談力がグッと向上する?人もお金も引き寄せる雑談力とは

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みなさんは「雑談」と聞いてどんなイメージがありますか?

 

 「雑談」と書くくらいですから、「どうでもいいことをおもしろおかしく話すこと」「あたりさわりのない話をして場を持たせること」といったイメージだと思います。

 

 しかし、世の中には「雑談とは意味のないムダ話をすることではない」一流の雑談は人もお金も引き寄せると語る人物がいます。

 

 それが、株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役で早稲田大学理工学術院非常勤講師の安田正氏です。

 

 著者は雑談の凄まじい効果を知らないから、たかが「雑談」と認識されていると語ります。雑談力を高めることで「人生が変わる」とまで断言している強気の姿勢です。

 

そんな「雑談の破壊力」とやらを教えていただきましょう!

 

【元ネタ本】

超一流の雑談力

超一流の雑談力

 

 

 

 雑談力を向上させると?

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たかが「雑談」だと思っていませんか?

 

いやいや、雑談力こそ人生を切り開くのに必要な能力です。

 

 人間は感情の動物です。優秀なビジネスマン、リピーターの多いお店の店員さん、芸能界で活躍するタレントさんなど、たった数分で「人に好かれる技術」を持っている人を見分けることが出来てしまうのがヒトです。

 

あなた様も直感で判断しているはずです。

 

 「あ!こいつダメな社員だな」とか「このビジネスマンはできる人間だな」とか、それは見た目も重要ファクターですが、「言葉の使い方や物腰」にも秘密があったのです。

 

ーー雑談力の向上のメリット

 

雑談力が向上するとこのようなメリットが得られると著者は語ります。

 

【メリット】 

・自分に対する印象や評価が変わる。


・仕事が驚くほどやりやすくなり、成果もあがる。


・苦手な人がどんどん減っていき、人間関係で悩まされなくなる。


・どんな場所にも顔をだすことが出来るようになり、良い縁にも恵まれる。


・チャンスにも恵まれるので「食うに困る」ことがない


・表情や気持ちが明るくなって、人生が充実していると感じるられる。

 

このようなメリットがあります。

 

 「おはようございます」「いつもありがとうございます」「よろしくお願いします」このひと言交わしただけなのに、好印象を抱かざるを得ない言葉の使い方や物腰。

 

人に好かれる技術こそ、著者が本書で伝えたい「雑談力」だと語ります。

 

 雑談力に才能はまったく関係ない

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 「人見知り」だから雑談なんて無理って思っていませんか?

 

それは勘違いですね。

 

 なぜなら、雑談力を上げるには、スポーツ球技のように身体的な能力や特別な才能は必要ないからです。

 

コミュニケーションのプロである著者は本書内でこのように語っています。

 

【本書抜粋】

そもそも、「一流」と呼ばれるような人すべてが、元からコミュニケーションの達人だったと言えば、そんなことはまったくないでしょう。

 

 たとえば、マイクロソフト元会長のビル・ゲイツ氏は本質的にはとても内向的というのは有名な話です。しかし、ゲイツ氏もいざ社交の場に立てば堂々と話し、ジョークも飛ばします。

 

もちろんゲイツ氏に限らず、世の中で活躍するすべてのビジネスマンたちも同じで、どんな人でも「若手」「未熟」と言われた時代があります。

 

一流と呼ばれる人は、「生れてからずっと一流」なのではなく、一流になるべく自分を磨いてきたのです。(P7)

 

 つまり、コミュニケーション能力が高い人は才能を持っていたのでなく、コミュニケーション能力を高める努力をしてきたの間違いです。

 

後天的に伸ばせるチカラがコミュニケーション力となります。

 

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ーー「仕事がつまらない」という雰囲気を発する人の共通点

 

それでは、お客さんから「シッシ」と煙たがれる営業マンの特徴を見てみましょう!

 

【つまらない人に見えてしまう人の特徴】

・声が小さい、声が低い。

・話がおもしろくない。

・自分が話すことばかり考えている。

・リアクションがない、もしくはワンパターン。

・質問をしない、質問が的外れ

 

 本人に悪気はないのですが、こうしたことが積み重なると、本来持っている魅力がまったく伝わらない、「つまらない人」に見えてしまっている可能性が高いと著者は語ります。

 

ですが、これらも少し意識するだけで簡単に改善できます。

 

【改善方法】

・声をいつもより3音くらい高くする

・相手が聞きたいと思う話をする。

・相手の言いたいことを理解してから話す。

・あいづちやうなずきのバリエーションを増やす。

・質問で上手に会話を広げる。

 

 このような改善をすると、「シッシ」と煙たがれていた営業マンが嘘のように、お客さんと会う約束ができるようになり、契約も取れるようになるのです。

 

会社をやめようとしていた人物がトップ営業マンに返り咲く実例など山ほどあります!

 

 「雑談力」を向上させる方法

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人の評価は会話開始の1分で決まる?

 

 さまざまな研究の結果、その人に対するおおむねの評価は会話が始まってから1分。最長でも4分で決まると著者は語ります。

 

 「できる」「できない」「信頼できる」「信頼できない」「好き」「好きでない」という評価がすべて1分で決まっていると思うと恐ろしいですね。

 

 もっとも簡単にできる印象評価をあげるのはズバリ「あいさつ」にあります。お笑い芸人の関根勤の著作「バカポジティブ」にもこのように書かれています。

 

「あいさつができない奴は何ひとつできない」

 

あいさつは先手必勝です。先に言ったほうが勝ちぐらいに意識してください。

 

  ポイントは、全体に言うのでなく、個々に向かってあいさつすることです。つまり、ひとり一人に向かって「〇〇さんおはようござます!」が重要です。これには、承認欲求が関係しているからです。

 

「僕はあなたの存在に気づいていますよ」という相手の承認欲求を満たします。同時に、「あなたの味方ですよ」というサインを送っていることでもあります。

 

 ちなみに、僕がこのテクニックをアウトプットしてみたら・・・あら不思議!対人関係が良好になり、相手から話しかけてくるようになったではありませんか!

 

 ポイントは、「こんにちは!」「おはようございます!」「よろしくお願いします!」この言葉を普段の声のトーンより高めに言って下さい。ドレミファの音で「ファ」か「ソ」の音がベストとなります。

 

騙されたと思って試しにやってみてください。本当に変わります! 

 

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ーーどのような話題が盛り上がる?

 

あいさつもできるようになったら、次の段階の盛り上がる話題です。 

 

 最初に切り出す話題は、あたり障りのない内容でいいと著者は語ります。天気や相手の会社情報。ファッション・健康・趣味・最近のニュース・出身地・仕事などで構いません。

 

 話がつまらない人の特徴は、目的を持って会話をしていなく、とにかく話が長いことにあります。自分が話すことばかりに集中しており沈黙を嫌がります。

 

自分が話すというよりも、聞き役にまわることを意識してください。

  

 ー思わず心を許してしまう聞き方とは?

 

会話量の比率は2:8ぐらいがベストです。

 

 ここで大事なのは会話中の「リアクション」となります。よく言ってしまいがちな、「あーなるほどですね」「そうですね」この相槌をした瞬間、トヨタのような大きい会社役員との商談では即終了になると著者は語ります。

 

あいづちには「さしすせそ」があります。

 

聞く姿勢の原点は「相手の話に価値がある」そのようなリアクションが重要です。

 

「あいづちのさしすせそ」

さ=さすがですね。
し=知らなかったです。
す=素敵ですね。
せ=センスが良いですね。
そ=それはすごいですね。

 

 これも言いかたにポイントがあります。つぶやくように発言したり、大きなリアクションをとったりなどバリエーションが大事です。そして、会話中のうなずきも大事です。しっかりと頷いてリアクションをとります。

 

丁寧に相手の話を聞く姿勢が、雑談力の基礎となります。

 

 もちろん、これは本書のほんの一部を紹介したに過ぎません。コミュニケーションスキルを向上させたいかたは、ぜひ一度本書を読んでみてくださいね!

  

 まとめ

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・雑談力を向上させることで人生が変わる。

 

・コミュニケーション力は才能ではなく努力である。

 

・印象をよくするもっとも簡単な方法は「あいさつ」にある。

 

いかがだったでしょうか?

 

 このほかにも本書では「話し手が自然と語り出したくなる質問フレーズ」や「出会ってすぐに距離を縮める方法」などの情報が詰まった一冊となります。36万部も売れたベストセラーの本ですので、読んで損はないと思いますよ!