バカ上司は無視!あえて「アホとは戦はない」その理由とは?
あなたは時間を無駄にはしていないだろうか?
そうです。バカな上司やアホな奴と関わっている時間は無駄です。
これは経営戦略に似ています。「限られた資源を無駄使いしない」合理的な判断です。時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思い切り謳歌するための、限られた財産です。
それを「アホと戦う」というマイナスにしかならない使い方で浪費するなと発言する人物がいます。そのかたは、日本戦略情報支援機構代表取締役、国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院兼任教授でもある田村耕太郎氏です。
すでにこの著作は10万部のベストセラーです。
多くの人が「バカな上司」や「アホな人物」の対処法を心得てきています。それでは、あなたも時間の節約になるアホと戦わない理由について著者に教えてもらいましょう!
【元ネタ本】
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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バカな上司は無視!アホとは戦わない理由
バカな上司とバトルしてまう人の特徴とは?
バカな上司やアホと戦う可能性がある人物の特徴として、次の点が挙げられます。
1.正義感が強い
2.自信にあふれている
3.責任感が強い
4.プライドが高い
5.おせっかい
上記に該当する人物が、バトルを起こしやすい人物の特徴です。どれも、素晴らしい特徴でもあるのですが、共通しているのが視点が内向きな傾向にあると思います。自分が絶対に正しいと思ってしまう人が、やはりバトルを起こしてしまう人ですね。
まず、無駄なプライドは捨てた方が賢明だと著者は語ります。
成功する人の共通特性は、常に「自分を見失わない」ところです。一方失敗する人の共通点「自分を見失う」それこそが、無駄なプライドということです。
プライドの捨て方について著者はこのように語ります。
ーー本書抜粋
いい学校や組織に入れたり、たまたまいい成績を出したり、何か資格や賞をとったり、選挙に当選したり、いい肩書きを手に入れたり、それはそれで素晴らしいことだが、経過を目標と読み違えないこと。
通過点を越えるたびに自信をつけたり、一休みしたりするのはいいことだが、調子に乗ることは絶対にあってはいけない。常に「通過点だ」「目標はこんなもんじゃない」と思っておこう。(P31)
まずは、自分自身がバカな上司を相手にしない心構えを持つ必要があります。
それには、上記の5つの特徴を知って、プライドは捨てることが最優先です。そして、もう一つ知っておきたいのが「アホ」には3つ共通点があることです。
ーーアホの人の特徴
1.ひま
2.あなたに興味がある
3.構ってほしい
この欲求を満たしたいと思い、あなたに対して挑発をしてくると著者は語ります。たしかに、このような人物は周りにいますよね!
アホと接する時の最善策
アホと戦わない最善策はあるのでしょうか?
結論から言いますと、「あなたが大人になるしかない」です。
どうやっても、他人を変えることはできません。変えられることは自分の考え方しかないのです。他人を変えようとする努力は、多くの時間とストレスという代償を支払いながら、あなたが得るメリットはひとつもありません。
「他人と会社は変わらないもの」そう割り切る必要があります。
ーー相手がアホであればあるほどに、てこの原理?
著者は、相手がアホであればアホである程に、あなたが頭を下げる事ができるようになるしかないと語ります。
つまり「金持ち喧嘩せず」を貫くのです。
不思議と戦えば戦うほどに、怒りは反対に消えなくなります。アホと離れた後でも相手のことを考えては落ち込んだり、イライラしたりしてしまいますよね。この時間は、非常にもったいないです。
アホな人やバカな上司は、みんな口に出さないだけで気付いています。
あえてアホに花を持たせてあげるようにする。まさに合気道の精神で、相手の意見や主張が不条理であればあるほどに、その場にいる人達が、あなたへの対応に感動し評価がプラスとなり信頼を得られる結果になります。
まさに「てこの原理」だと著者は語ります。
消えない怒りの対処方法
消えない怒りを消す方法とは?
自分が大人になると言われても、ムカつくものはムカつきますよね。
しかし、感情的になればなるほど論点は「人格否定」になっていきます。人格否定は相手を傷つける悪意ある発言ですので、相手から恨まれたり関係を修復しようとしても不可能になる可能性が高いです。
そこで、まずは感情的にならないようにすることがポイントです。
ーーアンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは怒りをコントロールする方法論です。そこで、最も簡単な方法を1つご紹介します。
その方法は、メールやノートに怒りを書き殴るのことです!
もちろん送信はNGですが、思ったままに書いてみるのです。なかには、デスノートと言って怒りや憎しみだけを綴ったノートも作っている人もいるぐらい効果的な方法です。
ついつい、他人に悪口を言いたくなりますが、悪口もあなたの評価が下がってしまう行為のひとつです。そこは、グッと抑えてノートに思いっきり書いてください。
この方法は見せることをしなければ、誰も傷つけることはなく、ストレスを解消できる方法なのでおすすめです。
また、冷静な時に読み返してみるのも自身を俯瞰的(メタ認知)に見つめ直すのにも一役しますのでおすすめですよ!
まとめ
・アホと戦ってしまう人の特徴は5つある。
・アホと戦わない方法は、あなたが大人になるしかない。
・怒りを消すにはアンガーマネジメントが効果的。
いかがだったでしょうか?
時間という大事なリソースを無駄に浪費しては人生がもったいないです。また、この著書では「仕事で評価されないと悩む人」や「不機嫌な職場の雰囲気でうまくやるヒント」など実用的なノウハウも多く書かれていた事も印象的な一冊でした。
もっと詳しい方法論や、テクニックを知りたい方は、お手に取ってみてくださいね!